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法政大学山岳部ログ

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法政山岳部の山行記録とかいろいろ。

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現在日本山岳会学生部のインド、ザンスカール遠征に参加している


久保田主将から、未踏峰であったPT6165(6165m)

に登頂成功したと報告がありました


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以下、大堀隊長(中大)からのリポートです
TNFより抜粋


2012/9/26
2012年 日本山岳会学生部ザンスカール遠征隊 PT6165(L10)峰 初登頂

9月17日(月) 学生たちがPT6165(L10)峰の初登頂に成功した旨現地エージェントより連絡が入りました。
PT6045(L11)にも挑戦したようですがこちらは登頂できず。学生たちはすでに安全圏まで下山しております。
9月25日、レー滞在中の大堀隊長からレポートが届きました。

以下抜粋レポートです。

8月29日 ABC(5400m)設営及び荷揚げ。
BC(5100m)からガレ場を通りレナク氷河末端からABC適地を探す。ABCまではBCから最初は約2時間かかったが、その後の往復活動で、最終的には1時間半を切るようになる。ABC建設後PT6165の全容が見えるところまで久保田・大堀が行き、PT6165から東に出ている尾根の北面にラインを見出した。BC下山。

8月30日 荷揚げ終了。
前日は4割程度の荷揚げ。残りの6割を荷揚げした。一人18kgほど。スピードに個人差はあったものの、全員2時間以内にABCに到着した。到着後、高所順化も兼ねて、5700m地点まで全員で登った。順化できている人間から大堀、久保田、飯田、三井、高山という順番となった。取り付きにデポ後、ABC帰還、そのまま一泊。

8月31日 ルート工作。
皆から緊張と期待と不安を感じた。4時に出発、6時過ぎから工作開始。取り付きに行くまでに高山が頭痛を訴え、ABC待機。1Pリード大堀。最も面白そうなセラック帯をリード。傾斜は70~80°ほどの氷壁。アイス系のプロテクションを取り付きに置いてきたことを後悔。多少ランナウトしながらも120mロープを伸ばして、強傾斜を抜けた。その後、雪の斜面を右上気味に3P、トラバース1P、最初の1Pと合わせて5P伸ばしたところでロープが尽きたので下山開始。その時点で稜線まであと2Pか3Pと目測できた。
ABCで高山と合流後、アタック日の協議。翌9月1日をレスト日とした。その間に順化の出来ていない高山が今日中にBC下山し、BCにあるFIXロープ100mを持って翌日に合流することにした。

9月1日 休養日。
高山と無事に合流。細かいことを決めて、全員休養。

9月2日 山頂アタック。
1時半出発、3時登行開始。最初のときよりも8割くらいの時間で取り付きに到着。大堀、高山、飯田、久保田、三井の順番で登っていった。5P目の最終地点から、真上に100m高山がロープを伸ばし、飯田が最後に50m伸ばして稜線に出た。順番が入れ替わり、大堀が最後に稜線に上がった。先に稜線に上がった4人から歓喜の声が聞こえてくるが、まだ山頂ではないはずだ。しかし、稜線に着いたときのまだ途中段階であるはずの達成感は既に大きかった。大堀も含めて皆、「初」という状況に舞い上がっていた。休憩後、いよいよ山頂に向かって進んでいった。ガレ場、硬い雪面を息絶え絶えに登り、7時20分、登頂。
初めて見る6000mからのパノラマは、写真や文章で見て、想像して、憧れてきた世界そのものだった。氷河が蜘蛛の巣のように広がり、どこを登ればいいのか想像もつかない山々が聳えて、地平線はかすかに丸みを帯びて、眼下に広がっていた。大学山岳部をやってきた一つの集大成がこれかと思うと、泣きそうになる。皆それぞれ写真を撮り、下山を開始した。大堀は6000mではしゃぎ過ぎて、酷い頭痛に襲われた。FIXの回収工作は手伝わずに、指示だけを出して、先にFIXを伝って2P降りた。その後、下から隊員の下降を見守り、緩い氷河上に全員無事に辿りついた。ABCで休憩、BC下山。リエゾン、コック、キッチンボーイ、馬方、みんなが自分のことのように喜んでくれて、ようやく実感が湧いてきた。6165m峰を登ったのだと。

第二目標であったPT6165。ルートはPT6165の東に出ている尾根の北面にラインを取りました。雪壁のど真ん中を行くラインです。他のラインは岩のミックスで落石の危険が目に見えていた。
太陽が昇ると壁全体のいたるところに水流が出来てプロテクションの強度が低下。また落石が頻繁に起こった。最大のものでミニバン級の落石が発生。稜線直下に2本、平行にクレバスがあり、避けて通過するには相当に回り込まないといけない。これらのリスクを回避するには夜間登攀という手段が考えられましたが、隊員全員に夜間登攀の経験がない、夜間だとクレバス回避の手間とリスクは上がる、根本的にアイスプロテクションが足りない。などの理由で登頂は断念しました。

5人は本日26日、レーからデリーに戻る途中です。
デリーではIMFで登山報告や日本大使館への挨拶を行った後、9月29日(土)エアインディアAI-306便(成田空港第2)朝8:45到着予定です。
by hacblog | 2012-09-27 16:20 | 遠征 | Trackback | Comments(1)
更新が滞っていまいました

気温も下がり秋模様の天気になってきましたね


そこで夏合宿のお話です

入山〜定着編


例年通り、真砂沢にて定着を行いました


8/3(金)JR新宿駅=(バス)=富山駅
8/4(土)=(バス)=室堂バスターミナル~剱御前小舎~剱沢CS
8/5(日)~長次郎谷(雪上訓練)~真砂沢BC
8/6(月)~平蔵谷~劔岳山頂~長次郎谷(下降)~BC
8/7(火)休養日
8/8(水)【バリエーション①】源次郎尾根縦走
      【バリエーション②】八ツ峰上半縦走
8/9(木)登攀(3パーティー)
8/10(金)【ロングラン】剣沢~立山三山往復(二年生リーダー)※上級生は休養
8/11(土)【上級生バリ】 源次郎尾根 ※下級生は休養
8/12(日)縦走開始


準備風景

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8月3日恒例の豚珍館にてがっつりと精をつけ、出発!! 

翌朝、室堂に到着しいよいよ合宿開始

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今年の室堂平は暑かった??

雷鳥沢から劔御前への登りで1年生だけでなく2年生もヘトヘトに



軽い熱中症だったのだろうか?


さらに橋本が膝を痛めてしまう、劔沢の診療所で看てもらったところ

合宿継続は厳しいという判断で橋本は2日目の朝下山する事に泣


なんと二年生がひとりになってしまった...たのむ、戻ってこい橋本!!




久保田主将が雷鳥沢まで橋本を送る間に、ほかのメンバーで長次郎谷で雪上訓練をすることに


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一年生は固い雪の歩行が初めてなので慣れるまでは苦戦していた




翌日は平蔵谷=頂上=長次郎谷=BC

平蔵谷は長次郎よりも傾斜が強く良い訓練になった

前半は快晴だったのだが頂上につく頃にはガスって来てしまった

下降の長次郎谷も上部はクレバスが走り傾斜も強い、大事を取ってクライムダウン


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休養日はみな川で洗濯、今年は雨が例年よりも降らなかったらしく、雪渓がキャンプサイトの

すぐ真下まで残っていてびっくり



この日の午後に橋本コーチが合流


翌日は2パーティに別れ、源次郎尾根、八ツ峰上半部縦走へ



源次郎は去年の経験もあり多少スムーズにいけたかな

頂上は快晴で見事な雲海が楽しめた

下りは平蔵谷を下降、取り付きから見ると崖のようで恐ろしいが、慎重にいけば問題ない
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八ツ峰組は八ツ峰の頭で終了し下降したよう
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登攀では、3パーティにわかれ六峰フェイスを登攀

魚津高ルート、剣陵会ルートを登った


剣陵会ルートでは登るスピードが遅く、さらには下降点を探すのに時間を取られ

結局このルートのみしか登れなかった...

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魚津高を登ったパーティは二本目に中大ルートをやろうとしたようだが

岩ももろく、内容も厳しそうであったため断念、軽く講習会をやって帰幕した



次の日は上級生は休養、前田がリーダーになり一年生を立山三山へ連れて行く

久保田さんは遠征への準備のためこの日の早朝下山した


立山三山は天気もよく快適、頂上には小学生の大群がいて辟易した

写真は別山


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順調に見えたところ、帰りの下りで石井が足を軽く捻挫
テーピングを施しゆっくりと歩いて帰幕


たいした怪我でなくて本当に良かった


定着最終日、大平さんと橋本コーチはチンネへいく予定であったが

天気予報も悪いため源次郎に変更

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ほかのメンバーは休養日とした


いろいろとハプニングはあったが内容の濃い充実した定着であったように思う


真砂沢で外で作る食事は気持ちがよかったなー、いいテント場だとつくづく思う


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余談ではあるが、今回の定着では、マッターホルンへむけて訓練に来ていた

イッテQ、イモト隊が真砂沢に泊まっていた

マッターホルン登頂おめでとうございます
by hacblog | 2012-09-27 16:06 | 合宿 | Trackback | Comments(0)