13日夜出~15日下山の予定だったのですが・・・
13日になんと一年生2人が風邪でdown!・・・・・・仕方なく久保田、大平の二人で現地へ。
その夜中、船山十字路にて4人用装備を2人分にすべく奮闘。削る削る。
1月14日 曇り(風あり)のち晴れ

最初に上り口を間違えたりして、半ば無理やり斜面を上がったりしたが、まあ目的の青ナギには早く着いた。
「とりあえずこれ、今日行けんじゃね?」「そうすね」
会議の結果、本日アタックをかける事に。テントとか要らないものは全て置いていく。
上級生二人なのでルート工作も要らんだろうしFIXロープも置いていく。
この先天候は回復するという予報もある。


GPSの有効な使い方も分かった。
(単なる『現在地探知機』で十分。精度は抜群。
変にいじってルートの保存なんかすると、電池が一日保たない)
P3を鎖に従って左に巻き、ルンゼ内を登るのだが、氷結しておりアイゼンが良く効いた。
傾斜は確かにあったが、ロープを出す程じゃない。
しかし、スノーバーが刺さらない・・・帰りどうしよう

大平がかなりグロッキーだったが、何しろ風が強い。凍える前にP3を降りないと。
木を支点に2ピッチの懸垂でP3ルンゼを下降。と、そのとき

あと1時間遅く頂上にいれば・・・



とにかく降りた時間も早いので、今日中に下山することに。
(結局、下に着いたのは18時過ぎでした・・・。もう真っ暗で、GPS無かったら旭小屋から十字路まで絶対たどり着けなかった・・・)
ご静観ありがとうございました!
久保田
参加者は久保田(3年)、大平(2年)、前田(1年)、津幡(1年)、橋本(1年)、鈴木(コーチ)の合計6人です。
24日(夜)、大学から電車で新宿へ、新宿の見送りには橋本コーチが来て下さいました。(ありがとうございました。)
新宿からは高速バスで信濃大町まで向かいました。
25日雪の降る中、信濃大町よりタクシーと鈴木コーチの車にて鹿島山荘に行き、その裏から登り始めました。登って30分くらいで傾斜が急になったためワカンからアイゼンに履き替えました。(個人的に冷や汗が止まらないような場面もありました.......)

そして、そのまま予定通りの1476m付近にて行動を終了し、テントを設置しました。この日はちゃ
んとしたラッセルもあまりなかったので、1年生もそれほど疲れてはいませんでした。(あくまで主観的にはです。)
26日天候は昨日と変わらず再び雪、テント撤収時に冬山のテント&外張りはカチコチになり小さくたためず、重量も増えるということを大自然と先輩から教えられました。
また最初からラッセルがあり昨日とは比較にならぬくらい大変でした。
ペースも遅れてP3の1978mまでいくはずがジャンクションピークの1766mで行動を終了しました。鈴木コーチ曰く「思い通りにならないことこそが冬山の醍醐味。」であるそうです。
なるほど!

27日天候は雪、一年生と鈴木コーチはP3まで登り行動を終了、テントを設置し上級生二人のみが偵察に向かいました。夜は風が強く冷え込み朝にはシュラフの湿った部分が凍っていました。
28日天候は晴れ、頂上アタックにピッタリの一日でした。P3からP2へ向かいそしてナイフリッジへ。
景色が本当に素晴らしいですね。この瞬間は雲の上を歩いているような気分でした。

ナイフリッジを通過して急登しP1に到着、津幡と橋本は大分、グロッキーでした。そして正面の広い尾根を登って行き遂に頂上へ!

風がすごく強かったです。
その後P3まで戻りました。時間は既に午後4時になっていたので翌日下山することに。
29日天候は晴れ、下山途中でいくつかのパーティとカモシカに出会いました。

その後無事に下山しタクシーで銭湯と食堂へ行きました。
初めての冬山合宿で疲れはしましたが達成感も大きかったです。ただヒマラヤに行くには体力が足りないと感じました。もっと走らないと・・・・・・・・。
最後に鈴木コーチ大変お世話になりました。またよろしくお願いします。
文)橋本