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法政大学山岳部ログ

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法政山岳部の山行記録とかいろいろ。

ニレカピーク遠征(登山編)

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 どうも。遅くなってすいません。ニレカピーク遠征のBC入り~BC撤収までの期間をblogに投稿させていただきます。これは3月8日から3月16日までの出来事です。遠征全体の期間の中では短い間でしたが、とても濃密な時間を過ごしました。

3月8日(木)
 この日ついにBC入りしました。隊員全員トレッキング期間よりは表情が堅いです。f0182938_071250.jpg
私はここに着いた時点で頭痛に悩まされていましたが、他の隊員は皆元気でした。(何とタフなのか。ちょっと元気を分けて欲しい。)
昼食後、久保田主将、松原監督、松本OBは偵察に行き、残りの人はテント設営と荷物整理をしました。
ラムさん達(現地ガイドの人たち)が色々と手伝ってくれましたが、動きが素早く我々現役隊員が学ばなければならないところが沢山ありました。


3月9日(金)
 登山開始の日。残念ながら私は発熱し休養することになりましたので、BCの周りをうろついていました。他の隊員は荷上げをを行いました。ちなみに朝の気温はマイナス32度!日本とは本当に別世界です。しかし太陽が出ると随分と暖かくなり、行動も楽になったそうです。
登山中、前田は腹痛に苦しんだらしく、津幡の話によれば、前田が「頑張れ、頑張れ、俺の括約筋。」とブツブツと呟いていたらしいです。
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3月10日(土)
 前田の腹の調子が回復しなっかたので彼は休養となり、他の6人でルート工作と荷上げをすることになりました。
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HCまでは3時間で到着。私はニレカピークの姿をこの時初めてみることができたのですが、まだ登っていないのにちょっと胸に込み上げてくるものがありました。
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HCから久保田主将、大平先輩、松原監督がルート工作に向かい、残りでテント設営を行いました。
帰ってきた大平先輩によると、やはり上へ行くと相当に息が苦しくなるらしく、自分は死にそうだったそうです。しかし、そんな場所でも主将と松原監督の動きに鈍りはなくやはり流石であったとか。

3月11日(日)
 ちょっと一息、休養日です。天気も非常によく気持のよい日でした。またこの日は東日本大震災からちょうど1年経過した日でしので、昼頃に全員で黙祷を行いました。改めて、自分が生きてこのような場所に存在していられることに感謝したい気持ちになりました。

3月12日(月)
 いよいよ本番の2日間のが幕を開けました。この2日が勝負と現役隊員は気合十分です。
監督と松本さんはルート工作のため他の4人より早く出発しました。
HCに到着後、しばらくするとと空には雲が広がって来ました。よりにもよって何故この時なのかと思いましたが、どうしようもありませんでした。とにかく体力を温存のために早く就寝し晴れるのを祈るばかりです。


3月13日(火)
起床し、テントの外を見てみると見事に真っ白でした。雪が降りガスだらけです。とりあえず出発時間を遅らせて様子をみることになりました。しかし天候は回復せず撤収することに。BCに戻り今後の計画を考えた結果、明日は休養日にして明後日に全てを賭けることに方針がきまりました。

3月14日(水)
休養日です。装備の最終チェックをしてとにかく休みました。

3月15~16日(木)
0:30起床。外は風が強いが星は出ており無事に出発することになりました。周りは真っ暗でしたが迷わずに氷河末端へ到着しました。(先頭は大平先輩でしたがこのルートファインディングは本当にすごかったです!)その後アイゼン、ハーネスを装着してHC地点まで向かいました。(風が強く、非常に寒いので全員ダウンを着たままです。)チョラコルから本格的な登りが始まりユマールを使って順調に登っていきますが、相変わらず風が強く、全員寒さに震えながら登りました。(まだニレカに日は当たらりません。他の山にはあたっているのに・・・)1つ目のセラック根本の岩壁を越え、急斜面の雪面を登り切った約6000m地点の場所で先行している久保田、松原監督の足が止まったそうです。この先にある壁が全てブルーアイスになっており、並みのピッケル、アイゼンでは歯が立たないらしく、二人はなんとか登りきりましたが、1年生には確実に無理だろうと判断。さらに山頂まではまだかなりの距離があり急速に雲も広がってきていました。以上のことから、10:40にこの6050m地点を最高到達点とし、撤退することに決めました。(恥ずかしながら私はこの時、息も絶え絶えでした。)写真を撮ってすぐに下山開始し、慎重に懸垂下降で降りていきました。津幡が疲労のため大分遅れましたが無事HC地点まで到着しました。(途中で遂に雪が降り始めてしまいました。)HC地点から氷河末端へ何度もニレカピークをふり返りつつ向かいました。氷河末端にはサーダーのツァプテが迎えに来てくれていました。飲み物を飲んで出発。ゆっくりと歩き、16:10にBCへと辿り着きました。
次の日、撤収を開始。名残り惜しいですがBCを後にしました。
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こうしてふり返るとすごい世界にいたなと思えてきます。これも色々な方々からのご支援のおかげで実現出来たことです。本当にありがとうございました。 
橋本
by hacblog | 2012-05-31 02:25 | 遠征 | Trackback | Comments(1)
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Commented by じん at 2012-06-13 23:00 x
雄大な山々だなぁ、やっぱり。
報告も楽しく読ませてもらったよ。(登山編)ということは、続編もあるのかな?
山はじめて一年ですごい経験ができたな。
これからは上級生、グイグイ部を引っ張ってってや!