2011春山合宿IN東芦見尾根・Vol2
2月7日(月) 雪
(トレース付け、荷上げ)馬場島CS1~ブナグラ谷取水口取付~東芦見尾根支稜1310付近~CS1
この日は朝から雪。
今回の合宿は2月に行うということで、いつもより若干多めの燃料と食料で荷が重たい。一気にテントを上げると少々骨が折れそうなので、今日は雪の様子見&トレース付けと荷上げを行う。
雪は、立春前後の気温上昇と降雨の影響か、思ったよりは締まっている。取付まではワカンで脛ぐらいかな。
馬場島からの広い河原はガスで、右往左往・・・。偵察の時は夜に歩いた場所なんで、ここはこんなに広い河原なのか・・・、と少しビックリ。
ブナグラ谷取水口の施設はほとんど埋まっていたが、一部が出ていたおかげで、「ここが取付だ!」と分かる。

夏道の面影は、取付から全くないので、雪崩れなさそうな斜面から適当に取り付く。
とにかく豪雪地帯で、さらに実は細い尾根なので、キノコちっくに雪が乗っていて、雪庇が左右に張り出ていたりする場所があるので気が抜けない。

1310m付近まで上がると、傾斜が緩み、テントが張れる場所があるので、本日は明日の為に整地して帰る。
ちなみに燃料や竹竿など10kg以上をデポ。帰りはサ~と駆け下る。


2月8日(火) 晴れのち高曇り
馬場島CS1~ブナグラ谷取水口~1310mCS2
(トレース付け、荷上げ)~1560mギャップ~CS2
この日は朝から良い天気。そして気温も低い。下界も山の上もすっきり晴れたのはこの日ぐらいなのかな・・・。
昨日のトレースも大体残っており、良いペースでCS2へ到着。

テント設営後、本日もトレースを伸ばす。「結構順調じゃん、もしや大猫平手前まで行けるか?」と思っていたら、1560mギャップに捕まる。ここ、夏は易しい一枚岩なので、ノーマークだったわけじゃないが、若干嫌な雪の付き方をしている。
空身なら問題ないが明日のガッシャを考えると、尾根上は厳しいかなと思い、第二案・大出し側を懸垂で下りようとするが、下山時の登り返しが厳しそうなので却下。
第三案・小ブナグラ谷側をトラバースして1560m地点を越える。ここでイイ時間になったので、本日も燃料・竹竿をデポ。
1560mギャップは、反対側から見ると、トレースさえ付けば問題なさそうなので、久保田リードで登り返す。
それにしても、細い尾根+針葉樹+豪雪、この組み合わせは最悪な気がしてきた。





夜の気象予報で、何だかスッキリしない天気が続くことを知る。本当に微妙な天気になりそうだ・・・。
つづく
鈴木