2010春山合宿・1

では、春山合宿のレポをUPします。


3月7日(日) 雨のち雪
大学=新宿=(高速バス)平湯温泉=(タクシー)笠谷

出発しようと倉庫の鍵を返しに行ったら、保体の方からチョコの差し入れを頂いた。冷たい雨の降る中を新宿へ向かう。考えてみたら、合宿出発日に雨って、初めてかも・・・。でもそれはそれで、合宿前の心細さと重なっていいもんだ。
新宿では、松原監督、相原さん、北口さんが差し入れを持ってきてくださる。全部すぐに食べてしまいました(笑)。ありがとうございました。

バスは、長野県に入ると雨から雪へと変わり、一安心。冬山で雨は、、、厄介ですよね。
平湯温泉からタクシーに乗り換える。タクシーの運ちゃん曰く「今年は何年ぶりかの大雪」だそうだ。

今夜は「笠谷」というバス停の広場にテントを張る。どうせバスは来ないだろう・・・。何か入山祝いに相応しいものを飲みたかったが、何もない。雪が深々と降っていた。





3月8日(月) 曇りのち一時小雪
笠谷~(笠谷林道)~ホウガ谷出合~ヒアケ谷出合(ヒノキ尾取付)CS1
鈴木、久保田:ルート工作、尾根上まで
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出発する頃には雪は止み、歩き始める。雪はツボ足で踝ほどの積雪だ。所々、雪崩れた跡がある。
もちろん、人に会うことは無い。一歩一歩進むごとに、人里から隔絶されていく。歩くごとに山深さを感じれられる場所だ。

途中から、ワカンに履き替え、どんどん進む。山腹からの出水が多く、一部天然の消雪道路になっている。
ホウガ谷側面の斜面は大きく雪崩れていた。
まだか・・・?と思うころ、やっとヒノキ尾の取付に到着した。
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↑(中)ワカンで膝下ぐらい。(下)所々水が噴き出ています。。。
テントを設営後、久保田と僕で、ルート工作に出かける。まずはヒノキ尾に取り付くための渡渉点を探す。色々ウロウロして場所を特定する。予想通り水はそこそこ流れている。石を伝って渡る。プラスチックブーツのため、なんとか濡れずに渡れそうだ。

稜上まではラッセルラッセル!所々胸近いラッセルで、おまけに時たま空洞を踏み抜くので怖い怖い。意外と時間がかかってしまい、Fixが懸念される箇所まで行くことができなかった。実りの少ない偵察となってしまった。でも尾根上は、ヤブが埋まって歩きやすい感じだ。

今日は携帯は当然だが、ラジオの気象通報すら受信できなかった。やはり標高も低く、谷間が深いからだろう。ラジオの聞けない山の夜は久しぶりだ。
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鈴木
by hacblog | 2010-03-18 09:13 | 合宿

法政大学体育会山岳部の山行記録などを紹介します。


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