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法政大学山岳部ログ

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法政山岳部の山行記録とかいろいろ。

GW合宿・中編

 GW合宿の中編。文章が多めになってしまいました(涙)
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▲写真中央、3つのピークをまとめて不帰Ⅲ峰。僕たちは真ん中のB尾根を登りました
5月3日(日) 晴れ一時曇り
~唐松岳頂上山荘~唐松沢本谷(下降)~bルンゼ~不帰Ⅲ峰B尾根~3つ目の岩峰の上~cルンゼ(下降)~唐松沢本谷~唐松岳頂上山荘~BC

 小屋でご主人に挨拶し、セッピに気を付けて唐松沢本谷を下降。昨日はその傾斜にビビっていたが、いざダブルアックスでクライムダウンしたら大したことは無かった。卒業したらスキーで来よっと!(笑)
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▲少し硬いので、慎重に・・・
 唐松沢を下りきると、下から登ってきた、川崎の山岳会3人パーティと出会う。以後、御一緒する。

 先を譲ってくれたが、僕たちが後に着いたので・・・、先に行ってもらう。
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▲右からA、B、Cの各尾根。親方、、、格好いいですね。。。
 取付はbルンゼを少し詰めたところから適当に登るが、川崎Pは結構苦労している。

 (1P目・池下)罪悪感を感じながらも、もう少し登って、彼らの横から取り付いた。表面氷化、中サラサラ・・・、所謂、スタンスがすぐに崩れ落ちる、厄介な雪だ。木登りを交えつつ、騙し騙し登る。川崎Pを避けるようにして、張り出した左手の雪壁を避けるようにしたら、1個目の岩峰右のルンゼに出てしまった。

 最後のワンポイントの岩、かなり悪い。リード池下先輩のザックはランナーに残置されていたが、空身でもかなり悪い・・・。良く登った・・・。ムズイよぉ・・・。
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▲雪壁、草付、木登り、岩、、、日本人的山登りです!?
(2P目?・鈴木)資料からは少し外れた感があったが、ライン的にはルンゼを詰め上がり稜線に出られるので自然だ。登ってみるが・・・。まずランニングが取れない。氷だ、アイスクライミングの成果が試されるぞ!と思い、アックスを振るったら、脆くも氷が全て崩れ落ち、下からは岩が・・・。こりゃダメだ、怖い・・・。少し引き返すことに。僕はロワーダウンで1P目の途中まで戻る。親方はスリングを残置し、ロワーダウン・・・。

(改めて1P目・池下)とゆうことで、1P目の途中から仕切り直し。今度は急雪壁を登ります。過去の資料では雪が付いてないことが多いのですが、しっかり付いてました。体感は垂直以上、よくぞこの傾斜に雪が付いてるな・・・、と思う程。セカンドでも怖かった。。。リードの池下先輩は時たまスタンスが崩れ、うめき声をあげていたな、、、たしか。やっとこさ稜線に出た!本当に怖かった。これが本当の雪壁か・・・。

(2P目・鈴木)ホイきた、グングンロープを伸ばします。快適な岩と雪稜。すいません、僕ばっかりこんなところで。。。最初の岩峰は直上、キャメ1。抜けるとハイ松混じりの雪稜。2つ目の岩峰は中央の小ルンゼ、エイリアン緑。うん、楽しいね。最高!
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▲惜しい!今度から顔を入れて下さいね。
(3P目・鈴木)ルンゼから抜け出すと、何とも言えないナイフリッジ。一応トラバースに入る前に、スノーバーを1本ぶち込む。ジリジリとカニさん歩きで進む。怖い・・・。セカンドの池下先輩は何回かスタンスが崩れ落ち、「ウワッ」とか「ヒャッ」とか・・・。
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▲渡ってきた雪稜、結構急でした・・・
(4P目・池下)3つ目の岩峰。川崎Pは中央のルンゼを登っていましたが、落石が多く、右から巻いた方が正解かも、、、とアドバイスをもらう。確かに右巻きにはハーケンもあります。雪と岩のコンタクトラインを行きます。ここでもカムが使えました。
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▲3つ目の岩峰。人がいる所から右上し、雪と岩をつなげて登りました。
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▲雪と岩の狭間で。出だしの部分、チョッピリ悪かった。

 このピッチを登りきったところで、cルンゼに懸垂で下りることにする。川崎Pも一緒に敗退だ・・・。正直、非常に残念だ。

 しかし、この先の雪稜は今までに比べ、結構ズタズタだ。すぐ上の岩峰は雪が削げ落ちている。時間も時間だ。安全第一なので、行く自信がなければ下りよう・・・。
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▲この先の雪稜・・・

 先に川崎Pが下降。懸垂2P。1P目はハイ松を掘り出して支点に。ベキベキ言ってるよ・・・。結局、スリング3本、カラビナ1個を残置してもらう。お礼を言うと、「社会人だから、じゃっお先に」と下りていく。格好いい、僕もああゆう社会人になりたいなぁ。
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▲懸垂1P目。ブッシュに絡まないように慎重に・・・。
 2P目は、ダケカンバに池下先輩がスリングとカラビナを残置。
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▲2P目はルンゼを下降。最近スキーで有名なルンゼ?ここを滑る日は来るのであろうか・・・

 さぁ、あとは稜線までの登り返しだ。細く狭いルンゼを詰めるのは、少々心配があったので、唐松沢本谷を登り返すことに。一応念のため、50mロープでお互いを結びあうことに。

 正直、もうもうバテバテだった。20歩歩いて休む、歩いて休む・・・の繰り返しだった。広い斜面なので、何だか稜線までの遠近感が良く分からない。でも歩き続ければ、ゴールに着く。これが登山の良いところ。
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▲池「はぁ~あ、着いた着いた。ドッコイショ」 

 出発前にお約束した通り、小屋にご挨拶に行く。どうやら、時折Ⅲ峰の方を見て下さっていたようだ。。。どうも、ありがとうございます。

 ここからはBCまで日没と勝負だ。池下先輩は「日が暮れる、間に合う、間に合う」とブツブツつぶやきながら、歩き続ける。

 日没と同時に到着。二人ともテントになだれ込み、火をつけ、しばらくボーッとする。考えてみれば、14時間40分行動。GWの日照時間だから成せた強引技だった・・・。

 橋原さんの置き土産で乾杯。二人とも飯を食いながら、メンツを持ったままZzz・・・。


鈴木
by hacblog | 2009-05-12 08:07 | 合宿 | Trackback | Comments(2)
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Commented by じん at 2009-05-12 23:13 x
いいなぁ。グズグズな雪壁に垂直ブッシュ、氷に草付・・・。
5.12をスマートに登るよりも刺激的なクライミングだよね!
来年は戸隠でも行っちゃう!?行っちゃうかい?

Commented by 鈴木 at 2009-05-13 10:22 x
刺激的な(!?)山登り、わくわく感は小さい頃の感性を呼び覚ましますね・・・。多分。戸隠、噂には聞きます。すごそうだ・・・。